フィボナッチ比率
フィボナッチといっても、幾つかの数値があります。私がフィボナッチをメインの手法として考えずらく思うのは、そういうことです。どの数値を使えば良いのか、ヒゲの先端なのか実体部分なのか、そのあたりがまだよくわかっていません。
ざっくりと調べたところ、フィボナッチには以下の3種類あるのかなと思いました。ほんとまだよくわかっていないのですけどね。
- 【基本】フィボナッチ比率。
- プラス1、マイナス1したもの。
- 平方根。
一応今のところ私が考えているのは、まずは絶対的な存在として、黄金比率を柱にするということです。「1.618、その逆数の0.618」です。基本的に波というのは、ここを目標に進もうとしているのではないかと。黄金比率を柱にすることで、ずれていれば強弱によりストーリーを考えることができます。たとえば2.618であれば強い、0.382であれば弱いといった具合です。
そしてその黄金比率の派生としてのフィボナッチ比率があります。「0.382、2.618(1つずれ)」、「0.236、4.236(2つずれ)」、「0.146、6.857(3つずれ)」などです。これらも書籍(「エリオット波動入門」)に当然の如く登場しますから、使用することに全く抵抗はありません。
更にプラス1した、1.236、1.382ですが、これもまた書籍に登場します。フラット修正波の倍率です。理由は書いてありませんが、エリオット、著者が認めているということになると思うので、利用すべきだと思います。
マイナス1した数値は書籍には登場しませんが、プラス1があればマイナス1もあるべきでしょうという理屈です。「1」というのはフィボナッチ数ですから、変ではないと思います。
最後に平方根のバージョンです。これはよくわからないのですが、ただ「5」という数値はフィボナッチ数の中で一番重要だと書籍に書いてありますので、あってもおかしくないと思います。
全てアリといえばアリということになってしまいますし、これだけあればどれかには当てはまるでしょう、ということにもなってしまうのですが。やはりフィボナッチというのは、分析のあくまでもサブ的な役割としておきたいと思っています。メインはあくまでも「波動」、として私はやっていくつもりです。
フィボナッチ・リトレイスメント
(ドル円4h、2020.4.15)
MT5ではしばらく上図のような設定をしておこうと思っています。まだまだ検証している段階なので、今後変わるかもしれません。これだけ引いておけばどれかには該当してしまうように思いますし、ラインが多くて見ずらくなるので、できれば本数は減らせればいいなと思っています。フィボナッチにそれほど頼ることなく、チャートが読めるようになれば良いのですけどね。
上のチャートで最も注目すべきポイントは、61.8のラインだと思います。第4波の底に一致しているという、波の分割に関する教科書どおりの波動になっています。フィボナッチを後ろ盾にすることで、そこが第4波である確率がぐんと上がる、そのような使い方です。
ちなみにラインを引くときですが、このように61.8を第4波近辺(価格帯)に合わせるというか、意識しておくほうが良いと思います。それで機能しているように引けるのであれば、衝撃波である確率は高くなるわけです。逆に頓珍漢な位置になってしまうようであれば、それは衝撃波ではない確率が高くなるでしょう。勿論後付けです。
そして上図の衝撃波は第5波が延長しているように見えるのですが、リトレイスがその副次的な第2波という、これまた教科書どおりのパターンになっています。偶々今現在のチャートを例にしただけなのですが、トップのダイアゴナルといいオルターネーション、ワンツーの動きといい、典型的なエリオット波に見えてしまいます。波動原理もフィボナッチも恐るべしの結果になってしまいました。
しかしそもそも波動原理の数学的基礎はフィボナッチですから、これらは表裏一体の関係であって、両方が合致していないとおかしいわけです。合致していないようであれば、何かがくるっているわけで、合致して当然という見方をしておかないといけないと思います。
フィボナッチ・エクスパンション
(ドル円1h、2020.4.17)
上の引き方は適当です。最大のラインまで載せたかっただけです。
フィボナッチ・エクスパンションについては、書籍には載っていません。ただいずれ勉強しないといけないと思っていて、違う書籍を買うつもりです。一応今は上図のように設定しているというだけです。
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