ポンド円(2021.3.26)

まえがき

少し気が付いたことがあったので記事にしておきます。ポンド円で、以下のチャートはすべて1分足です。

ポンド円(2021.3.26)

20210326gbpjpym1a

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先週の金曜日(2021.3.26)の明け方の1分足です。全体的には上昇相場で、ふとこのチャートを見たら押しが完了したように見えた(右の上昇が始まりかかった場面でした)ので、押し目買いとしてエントリーできるのではないかとその後の動きを見ていたら、とある大きなことに気が付きました。

というか売買の攻防のことなのですが、本来はむしろこちらのほうが重要なことだったのかもしれません。ずっと波動原理だけを勉強していたため、売買の攻防のことなど考えたこともありませんでした。これはまずいなと思った次第です。

20210326gbpjpym1b

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今現在の私の波の見方を少し書いておきます。

基本的には、できるだけ自然な目で見ることが大切なのではないかと思っています。不自然にならないようにということです。波動原理というとカウントというのがあって、そちらを優先させてしまうと不自然になってしまうこともあるように思います。波形にカウントを合わせるようにしています。

似たような波形の波は、同じ括りで考えています。そうすると波の規模や長さなどを必然的に気にするようになりました。

20210326gbpjpym1c

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これもチャートを見ていて気が付いたことなのですが、現在進行中の波は、推進なのか戻りなのかどちらなのかということが重要だと思います。波動原理でいうところのアクションとリアクションのことであり、ちゃんと勉強はしていたはずなのですが身に付いていませんでした。

アクションの後には必ずリアクションが発生し、それでひとつのサイクルが終了します。ダウ理論のダウ氏も言っていました。どのような波でも3/8(0.375)は戻すと。どのような波でも確かに0.382くらいまでは戻しているような気はします。若しくは5割。0.618となると、逆に深く戻ししすぎて怖いなという感覚です。

20210326gbpjpym1d

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その戻し(リアクション、リトレイスメント)ですが、ここからは私独自の考えですのでご了承ください。

たとえば3波動の波であれば、3波動が終わった時点で、その分の大きな戻しが追加されるということです。X波を挟んでのY波です。ダブルスリーが発生する理屈というのはそういうことではないかと思っています。

ひとつのサイクルが終了した後にその分の大きな修正波が発生することは波動原理そのものの考え方だと思うのですが、それをダブルスリー、トリプルスリーと関連付けるようなことは言及していません。私の思い過ごしかもしれないのですが、私にはそのように見えるというか、まだまだ検証中なのですが、そのような見方をするほうがしっくり来る気がしています。

20210326gbpjpym1e

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フィボナッチのリトレイスメントを当てています。どこの波に当てたら良いのか私もよくわからなかったのですが、基本的には全部ですよね。ほとんどすべての波にフィボナッチが関係しているわけですから。この書籍(「エリオット波動入門」)に書かれているとおりです。

20210326gbpjpym1f

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フィボナッチエクスパンションです。こちらも同様、すべての波に当てています。勿論それによってチャートが見づらくなるというのはありますが、それは別問題です。とにかく山や谷など当てられるものがあればすべて当てにいくというのが今私がやっていることです。数をこなすことで見えてくるものもあるのではないかという発想からです。

ひとつだけ、たとえば5波動の波であれば、第1波、第3波に当てるのですが、第1波と第3波を足した波にも当てるんですよね。書籍に書かれていますから。

20210326gbpjpym1g

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上に引いた線は、波の長さを意識したものです。やっていることはフィボナッチと同じなのですが、離れている波の場合、フィボナッチを当てられないからです(コピペすれば当てられないこともないのですが、ラインをコピペするほうが楽です)。

20210326gbpjpym1h

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実際のチャート上に表示させるとしたら、上記のようになる感じです。フィボナッチのラインなど邪魔でしょうがないですから、終わった分は消していかないと。消しても頭の中には残っている状態にしておかないといけないと思います。私の場合はまだまだ訓練中です。

最初に言及した売買の攻防についてなのですが、上の①の場面です。少し強めの陰線が出現しており、ここで売った人がいるわけですよね。ということは、ここで売った人たちはその売値よりも上昇してしまったら困るわけです。実際その18分後には超えちゃいました。

私自身が同じ場面で売っていたらどのような行動をとるのかを想像してみました。怖くなってすぐに決済してしまうかもしれません。そうすると、そのようなポイントを抜けてからでないと、買うのは怖いなってなったのです。このように実際に売買している側の立場からの視点というのが私には欠如していました。

上のチャートのラべリングですが、mt5のツールを利用しているため間違っていると思います。左の谷はダブルジグザグのためにwxyに、その後の上昇波はトリプルジグザグでwxyxzになるのではないかと思っています。これも間違っているかもしれませんが。

あとがき

今回のことは、実際にエントリーポイントなどを気にするようになれば、自然と考えるようになったのかもしれません。私はまだその段階にありませんので。エリオット波動入門という書籍は、理論を説明しているものであって、デイトレードレベルの実践的なことが書かれているわけではありません。

ただ私も多少エントリーについては考えるようになりまして、まずは王道のトレンドフォローをと考えています。そうすると押し目買いかブレイクかがあるようなのですが、押し目買いが狙えればそれに越したことはないと思っています。

ところがその押しが終わったかどうかを判断することが難しかったりします。その点波動原理は、修正波がパターン化されていますから、押し目を拾うにはもってこいの理論のようにも思っています。実際には3波動で綺麗に終わることのほうが少なく、5波動に見えたりも多々あるのですが、じゃあ波動原理よりも信用できる何かがあるかというと私には思いつきません。波形重視の理論ですから。

上のチャートですが、結果的には波動原理の教科書どおりのパターンに収まっており、改めて凄いなと思わざるを得ません。1分足のチャートなのに。

売買の攻防については、少し調べたところ、これこそダウ理論なのではないかと思いました。ダウ理論については文字にすると数行読んだ程度なので、これは早急に学ばないといけないと早速本を発注しました。ジョン・J・マーフィーという人の、「マーケットのテクニカル分析」というものです。

このブログのコメント欄に、ごちゃごちゃ考える必要はないと嫌味なコメントを残したマウンティングおじさんがいましたが、私は考えないで勝てるようになりたいとは思っていません。考えないで勝てるようになってしまったら、私だったら恐怖を覚えるというか、そのようなことに今のところ興味はありません。

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