エクステンションのチャート例

まえがき

書籍(「エリオット波動入門」)に載っているチャート例です。生憎1つしかありません。

チャート例

1942年、NYダウ

1942年、エクステンション-0

1942年、エクステンション-0

画像引用元:Dow Jones Industrial Average-1900-Present|StockCharts

1942年、エクステンション-1

1942年、エクステンション-1

延長波に限ったことではないのでしょうが、以下の4つをチェックしておきたいです。

  1. 先立つ波とのフィボナッチ比率(推進波の倍率、波の分割)
  2. 修正波の形状(オルターネーションの法則)
  3. リトレイスメント率
  4. ワンツーの動き(シンメトリー性)

オルターネーションについては、前半はトップが鋭角のジグザグ系、後半は戻しの動きがある横ばい型の修正波になっています。ジグザグが続いている以上はまだまだ伸びる、逆に横ばい型が出現すれば終わりが近いと予測できると思います。

形状についてはグラデーションになっています。ジグザグ系から横ばい型に、徐々に移行しているように見えます。

ジグザグというのは前トレンドの影響を強く受けているからこそ深い戻しになると思うのですが、それでも上昇するというのは矛盾しているように感じてしまいました。しかし下へのバイアスが強いにもかかわらず上昇するということは、よほど上に行きたいのだなと解釈しておくことにします。

横ばい型は上へのバイアスが強いため戻しが浅くなるのですが、でも既に終盤に差し掛かっており、これもまた矛盾しているように感じてしまいます。波の段階や、株価というのは思考よりも先に行っている、といったことが絡んでいるようにも思うのですが、このあたりの解釈はまだよくわかりません。初期はジグザグ系、終盤は横ばい型という、一種のサインのような感覚で見ておこうと思います。

1942年、エクステンション-2

1942年、エクステンション-2

このチャートは半対数目盛のため、数値と波形はまったく一致していません。この一例だけで決めつけることはできないですし、意味がないと思われるかもしれませんが、このような計算を続けることで、傾向というものが見えてくるのではないかと思っています。

何某かのフィボナッチ比率にピタッと一致するほうが珍しいくらいなのですが、逆に一致したときには、おっ!って思います。伸びきったところでエントリーしてしまうとかの抑止力になるでしょうし、フィボナッチエクスパンションの大凡の目安にもなるでしょう。

こうしてみるとリトレイスは、半値戻しの5割というのが最初の目安になるでしょうか。横ばい型の修正波ならば0.382です。0.618戻せば結構深いという感じです。

波の比較では、0.618倍、1.618倍、2.618倍あたりでしょうか。フィボナッチに限りませんが、とにかく数をこなさないと使えるようにはならないと思います。

※今回のチャートはスパンが長いため、フィボナッチの計算については、ポイントではなく上昇率を使うほうが適切なのかもしれません。私はこの計算が苦手なためしていません。

1942年、エクステンション-3

1942年、エクステンション-3

後付けでのチャネルラインです。上側と下側2本というのがガイドラインに記載されていますが、真ん中にもう1本機能していそうなラインが引ければ、信憑性は高まると思います。どうしてそうなるのか理屈はわかりません。

チャネルラインについて、最近私が意識していることです。まだまだ検証が必要です。

  1. ラべリングよりも波形を重視する。
  2. 第4波(横ばい型の修正波)の下抜けは珍しいことではない。そのため第4波を下抜けさせたほうが、ラインが綺麗に引ける場合がある。
第1波と第4波のライン

第1波と第4波のライン

私は凄い発見をしてしまったと驚いたことがあります。イメージを上図に描いてみました。

たとえば第3波が最初のチャネルラインを抜けたとき、第3波が延長波に見えるようなパターンです。この書籍(「エリオット波動入門」)のガイドラインでは、第1波のトップの延長線上に第5波のトップがくるということでした。そもそも波動原理におけるチャネルラインは、第4波、第5波を予測するためのツールということです。であればこれだけで十分なのですが、そこに第1波のトップと第4波のボトムを結んだラインも付け加えておきます。

今回のチャート例の、1段下の副次波と2段下の副次波で、これらのラインが綺麗に機能しています。通常のチャネルラインだけでも十分なのかもしれませんが、第5波のトップを見極める、その精度を高めることができるのではないかと思ったのです。

実は少し前から感じていたことがあって、特にチャネルラインを引く練習を始めてからですが、第1波のトップと第4波のボトムを結ぶラインにはどのような意味があるのかということです。書籍には何も書いていません。一方でチャートを見ていると、上図左のようなパターンを度々見かけます。第1波のトップのラインで、第4波のボトムが綺麗に反発するパターンです。

これが衝撃波の基本形というかひとつのパターンだとすれば、第1波のトップまで戻らずに上昇する波というのは上へのバイアスが強いということで、ここにラインを引くというのは、その強弱を測る上では意味があるのではないかと。ましてやそのラインがその後でも機能しているとなれば。

ここで書いたのは第3波が延長した場合のことで、第1波、第5波が延長した場合はどうなるのかなど、まだもやもやしている部分もあります。上へ抜けていく場合も当然あるでしょうし。とりあえずこのような感覚で波をしばらく見てみます。私のやり方であることはご了承ください。

1942年、エクステンション-4

1942年、エクステンション-4

1942年、エクステンション-5

1942年、エクステンション-5

ワンツーの動きです。私は勘違いしていたのですが、第4波に差し掛かったら、次は縮小版ではなくて拡大版が発生するということです。縮小版の裏返しです。第4波→第5波→トレンド転換で下落、という発想は、その段階の波のことであれば間違いではないのでしょうが、一段上の波動を意識しておく必要があります。波の終盤で、団子状の横ばい型の修正波が連続で出現することがありますが、規模は徐々に大きくなっているはずなのですよね。理屈的には。

波の規模のイメージ図

波の規模のイメージ図

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